還暦からの海外旅行のススメ

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観光

2020.06.07 (更新日:2020.07.12)

悠久の歴史の中へ。イラン シーラーズ世界遺産紀行(ペルセポリス・パサルガダエ)  

世界遺産遺跡

イラン アバダーナ

アレキサンダー大王やアケメネス朝ペルシャは世界史で聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
 
イランには、有名な遺跡がたくさんあります。
 
今回は、史跡ファンを虜にするヨルダンの「ペトラ遺跡」、シリアの「パルミラ遺跡」とともに中東の3Pと呼ばれる「ペルセポリス」を中心に旅したお話です。
 
 


     
     
     

    ペルセポリスとは

    紀元前6世紀にダレイオス1世が建設した宮殿群です。
    ペルセポリスは、イラン最大の見所の一つで、今から2500年前に建てられた壮麗な宮殿跡で、西はエジプト、東はインドまで勢力をふるったペルシャ王朝の都です。紀元前331年にアレキサンダー大王に滅ぼされるまで、中央アジア最大の帝国の遺跡なのです。
     
     

    ペルセポリスへ行くまで

    イラン暮らしの日本人、イラン人の友人とわたしの3人で、木、金(イランでは、木金が休日になるのです。)の休日を利用して1泊2日のプチ旅行。
     
     
    メフラバード空港
    テヘランの国内線の発着するメフラバード空港から朝10時30分発の飛行機で約1時間40分でシーラーズに到着。
     
    時間通りに到着なんてラッキー!
    (イランの飛行機は発着が遅れることはあるあるなんです。)
     
    着いた瞬間、鼻から吸う空気が暑い。。
    テヘランも暑いけれど、それより南のシーラーズは、6月でもかなり暑かったです。
     
     
    景色
    まずは、タクシーで市内のホテルへ。
    空港から、ホテルまでのタクシーは、クーラーが壊れてたから、窓を開けて移動しました。
    日本と違い山や丘に、緑がほとんどありません。
    街並みの街路樹に植えられている木は乾燥でかさかさしています。
     
     
    シーラーズホテル 外観
    シーラーズホテル ロビー
    ホテルは、空港から20分の「シーラーズホテル」。ここは5つ星ホテルで見晴らしの良い高台にそびえるホテルです。
     
     
    シーラーズホテル部屋内
    それぞれで部屋をとっていたのですが、私の部屋はツインになっていました。大きなベッド2つ。広々として贅沢ですね。
     
     
    さて、荷物を置いてすぐに、出発。
    1日貸切タクシーで、今度は冷房付きで快適に出発。

    ペルシア帝国の古代遺跡パサルガダエとナグシェ・ロスタムへ

    パサルガダエ

    ここから130キロ離れたもう一つの世界遺産「パサルガダエ」へ。
    パサルガダエはアケメネス朝の初の都で、ペルセポリスを作ったダレイオス1世が作りました。
    ここは、日本で言う古墳があり、キュロス2世の墓があります。
     
     
    道
    広大な荒野を車で駆け抜けていくと、
     
     
    パサルガダエ 入場口
    小さな集落があり、そこがパサルガダエの入場料金を支払うゲートでした。
     
     
    墓
    周りには、大きな建物など何にもなくて、 突然、この墳墓だけ現れたという感じです。

    ナグシェ・ロスタム

    ナグシェ・ロスタム
    次に向かったのは、「ナグシェ・ロスタム」 。
    アケメネス朝の歴代の王が眠る王墓です。
    ダレイオス1世もここに眠っています。
     
    岩の中腹に入り口みたいなのがあって、これってどうやって入るんだか?
     
     
    騎馬戦勝図
    これは、「騎馬戦勝図」でサーサーン朝ペルシャの王シャープール1世が東ローマ帝国の皇帝ヴァレリアヌスを捕虜にして、右手を掴んでいる姿です。
     
     
    ゾロアスター教 神殿
    ゾロアスター教の神殿だと言われている建物。
    ここは見応えのある遺跡でした。
     
     
    そこから、30分も立たずに、いよいよペルセポリスに到着しました。

    悠久の歴史の舞台、世界遺跡ペルセポリス

    ペルセポリスに到着したのは、夕方6時でした。
    夕方なので、暑さも次第に治まり、遺跡の中を散策するにはちょうど良い具合です。
    (日中には、40度近くになる上、ペルセポリスの様に外にある遺跡の中を散策するのは、かなり堪えます。)
     
    入り口は、近代的な建物が料金所になっていて、遺跡の入り口まで500メートルぐらいに土産物屋さんやカフェがありました。土産物屋さんは、大音量で景気の良い音楽を鳴らしていて、ちょっと興醒め。でも、遺跡エリアに入るとさすがの迫力に圧倒されました。
     
     
    クセルクセス門

    クセルクセス門

    クセルクセス門で記念撮影。
     
     
    空飛ぶ双頭鷲像

    空飛ぶ双頭鷲像

    クセルクセス門を入って真っ直ぐに進むと見えてくる大きな像。イラン航空のシンボルマークになっています。
     
    近づくとその大きさに圧倒されます。
     
     
    アバダーナ

    アバダーナ(謁見の間)

    ダレイオス1世の命によって建てられた豪華な宮殿跡。36本の柱がレバノン杉の屋根を支えていましたが、今は、12本だけ残っています。柱の上部の彫刻も素晴らしい。
     
     
    黒大理石
    黒いところは、黒大理石だそうです。
     
     
    属国の使者
    属国の使者
    貢物を持ってやってくる属国の使者の姿が壁に彫刻されていて、見事です。
     
     
    彫刻
    王の姿が彫刻されています。その上には、ゾロアスター教のシンボルマークが見えます。
     
     
    牡牛を襲うライオンのレリーフ
    左側の彫刻が、牡牛を襲うライオンのレリーフです。
     
     
    残念ながら、この遺跡をしっかり見学するには、2、3時間はかかりますが、私たちが到着したのは、時間的に遅かったので、1時間ほどしか見学できませんでした。それが心残りです。また、ぜひ行きたい遺跡です。

    ちょっと寄り道。癒しの空間。ハーフェズ廟へ

    ハーフェズ廟
    シーラーズに来たのなら、有名な詩人ハーフェズ廟もおすすめします。
    ここは、イランで最も有名で人々に今も愛されている大詩人ハーフェズのお墓です。
     
     
    ハーフェズ廟
    お墓といっても薔薇に囲まれたこの廟は、天井の模様も素晴らしく、木々の中に立つ建物は夜にはライトアップされています。私たちもペルセポリスから市内に戻って、この廟に行きましたが、夜8時過ぎだというのに、たくさんの人が訪れていました。
     
    訪れたのは、夜の8時を過ぎていましたが、たくさんの人たちがいました。
     
     
    ペルシャ料理
    その後9時半ぐらいにホテル近くのHaft Khan Restaurantというペルシャ料理のお店で遅い夕食を取りました。
     
    イランの夜はゆっくりできます。ライブ演奏があったり、インテリアが素晴らしかったり。伝統的なスタイルで食べる座敷もありますし、テーブル席もあります。
    料理は、ホレシュテ・ゴルメサブズィー肉、豆や野菜を煮込んだ料理など。
    イラン料理の特徴は、味付けは薄めで香草や香辛料がふんだんに使用されています。煮込み料理やケバブが多いです。
     
    出口には、お土産もの屋さんがあって、そこの陶器がとてお素敵でお値段も手頃だったので、買いました。
     
     
    さて、もう一つ、午前中特に朝8時に早起きして行って欲しい場所があります。
     
     
    マスジュデ・ナスィーロル・モスク
    マスジュデ・ナスィーロル・モスクです。ここは、ステンドグラスがはめ込まれたアートがとても美しい部屋があり、色とりどりの光が柱や絨毯に照らし出されて、うっとりします。
     
    私たちは、6月だったし少し時間が遅くの到着だったので、差し込む光が短かったのですが、それでもその美しさに心を奪われました。(冬は確実に美しいそうです)
     
     
    マスジュデ・ナスィーロル・モスク
    また、外の絨毯もピンクで美しいインスタ映え間違いなし。
     
     
    エイヴァーン
    天井のエイヴァーンの装飾も美しい。
     
     

    バーザーレ・ヴォキール

    広大な市場。バーザールの中では、衣料品から、日用品。銅細工、ミーナカリーなどイランの代表的な工芸品もたくさん売られている。職人がその場で作っている様子も見ることができます。
    バーザーレ・ヴォキール
    これは、寄木細工(ハータム・カーリー)で作られた箱。
    日本の寄木細工と違うところは、その柄の細かさ、そして、金をたくさん取り入れてあり、豪華な装飾であることです。この写真の職人さんは、自分の名前を掘り込んだ作品を作っていました。
     
     
    バーザーレ・ヴォキール
    細い棒を組み合わせて模様を作り、それを貼り合わせていくというもの、その作っているところを見せてもらいました。
     
     
    また、シャー・チェラーク廟は中庭には、異教徒でも入れます。ただ女性は、入り口でチャードルを借りて入りましょう。廟の中は、鏡のモザイクになっていて光が反射し眩いばかりです。もし、廟の中に入れなくても外側からの景観も美しいので、それだけでも見る価値はあります。

    おわりに

    イラン国内の旅行は、首都のテヘランでは英語がかなり通じますが、地方では、英語はほとんど通じません。ですので、日本語の通じるガイドにツアーを組んでもらうことをお勧めします。
     
    旅の移動も、飛行機で現地まで飛んで、観光場所への移動は車を貸し切ってのことが多かったですが、その方が、融通が効いて、十分楽しめました。特に、飛行機は、遅延する場合があった理、キャンセルになる場合など、急なトラブルにも安心して任せることができます。
     
    なかなか簡単にはいけない中東だからこそ、心に残る魅力に溢れた旅にしたいものですね。

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    シニアトラベラーYoshiko

    定年後、ひょんなことからイランで単身赴任をすることに。休暇は、英語も話せないまま、15カ国以上ひとり旅。 大人になってからの旅の楽しみ方を発信していきます。

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