還暦からの海外旅行のススメ

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イタリア

2020.07.12

一夜にして消えた幻の町。南イタリアのポンペイ遺跡をご紹介♪

遺跡

ポンペイ遺跡

ポンペイは、約2000年前、ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一夜にして埋もれてしまった幻の古代遺跡。
 
「ジョジョの奇妙な冒険」にも登場シーンがあって、聖地巡礼の場所にもなっている人気観光地です。
ローマ時代にタイムトリップしたような体験をご紹介いたします!
 
 

ポンペイ遺跡って?

西暦79年8月24日ローマ帝国時代。
10キロ離れたヴェスヴィオ火山が突然大噴火をして、たくさんの火山灰と吹き上げられた軽石が街を飲み込みました。
真っ黒な噴煙が立ち上り、3日間空は暗闇でおおわれたと言われています。
逃げ惑う人々で混乱し、火山性のガスで呼吸ができなくて亡くなった人もいました。
たちまちのうち街と人を飲み込んだ火砕流の成分が、乾燥剤シリカゲルのような働きをして色鮮やかな壁画や看板、日常の品々がそのままの姿で保存されることになリました。
 
日本でいうと弥生時代ですが、ポンペイには整備された道路や住宅地、ホテルやバー、裕福な人々の別荘が立ち並び、1万人は収容できる円形劇場もある栄えた都市であったことが1748年の発掘調査によってわかりました。
 

行き方

ナポリから22キロ離れたポンペイは交通の便の良い港町で、イタリア南部のナポリ近く、車で30分ほどの位置にあるので、日帰り観光地としても人気の場所です。
遺跡の広さは、なんと東京ドームほぼ10個分。全部周り切るには、半日以上かかりそうです。
 

マリーナ門

マリーナ門
ポンペイ遺跡には、いくつかの入り口がありますが、私が入ったのは、マリーナ門と呼ばれるところです。
場所は、ヴェスヴィオ周遊鉄道のソレント線ポンペイ行き「Pompei Scavi駅」が最寄りの駅です。
私は、ナポリからアマルフィに行くプライベートツアーの途中に見学したので、車で訪れました。
 
ポンペイ遺跡 門
遺跡の門のそばには、港だったことがわかる船をつなぐ杭(真ん中の木の左側に見えます。)があり、当時ここは港だったことがわかります。
 
ポンペイ遺跡遊楽施設
その横の建物は浴場でした。現在で言うと、いわゆるラブホテル。(笑)
ここは、1階はお風呂、2階は休憩所。
現代でも古代でも歓楽の施設はあるんですねえ。
 
入ってすぐのところに展示室があり、そこには、いくつかの展示品がありました。
 
展示品の多くは、レプリカで、本物は、ナポリの国立考古学博物館に展示されているそうです。
 
お金
発掘された当時のお金。
 
石膏
火山灰に埋もれてそのまま亡くなり、空洞になっていたところに石膏を流し込んでできた人々。
亡くなった時の様子がわかります。悶え苦しんで倒れて行ったのでしょう。
今だって、いつどんな災害に私たちは襲われるかわかりません。
人の運命のはかなさを感じますね・・。
 
壁画
色鮮やかな壁画などが残っていました。
 
椅子
裕福な商人の邸宅から発見された椅子。猫足がかわいい。
 

アポロ神殿

アポロ神殿
展示室をでて遺跡を進んでいくと、町の中心部にあるアポロ神殿に出ました。
この日は、曇りでしたが、晴れていたら、その後ろにヴェスヴィオ火山が見えます。
 

フォロ

フォロ
神殿の前のフォロと呼ばれる広場。この広場を中心に公共施設や裁判所、市場などが立ち並んでいます。
秋葉原や丸の内って感じかな?人の集まる場所だったんですね。
 
見学者
見学の人でいっぱい。世界中から見学者が集まるので、早く行かないと、入場制限も行われるようになったそうですよ。
 
壺
たくさんの壺。穀物やぶどう酒を入れておいたものでこの地方は、ワインの名産地でした。
 
ワイン倉庫
ここには、なぜか、陳列ケースの中に、「こんなふうに亡くなったんですよ」ってわかる人の石膏が置いてありました。
このワイン倉庫で働いていた人なのでしょうか。
 
ワイン倉庫
こちらは、かなり小さいから、幼児かな?
 
犬の石膏
また、他にもの、「悶え苦しむ犬」もケースの中に・・・・。
体をよじらせ、ワンちゃんの苦しむ声が聞こえてきそう(泣)
火山性のガスがここを襲い、首輪をつけて、繋がれていたのでしょうか。
 
そんなちょっと残酷な像の間にあるテーブルの足に注目すると、
テーブル
ユニーク!2000年前でも、生活品の質が高かった証拠ですね。
 
皇帝に捧げたれたアーチ
皇帝に捧げられたアーチ。どの時代も時の権力者にこびるんですねえ。
 

大富豪の生活

溝の飛び石
道は、碁盤上に走り、この丸い石は、この通路に水が流れたときの溝の飛び石。
お金持ちの家の前だけにありました。
 
大理石
大金持ちの家の前に刻まれた模様。「HAVE」とは、ラテン語で「歓迎」という意味。
この文字は大理石で作られています。
 
ファウノの彫刻
玄関を入ったところには、ローマ神話のファウノの彫刻があり、「ファウノの家」と呼ばれています。
それぞれの建物には名前がついていて、特徴的なこの置き物がここの建物の名前になっています。
このひし形の模様も、全部天然の大理石。
 
中庭の庭園
中を進むと、中庭の庭園。広い!そして、奥の方には、家族用に建物が立っていたそうです。
 
アレキサンダー大王とペルシャの王ダリウスとの戦いのモザイク
居間のあったところには、アレキサンダー大王とペルシャの王ダリウスとの戦いのモザイクがありました。
私は、アレキサンダー大王がこの戦いで滅ぼしたペルセポリス(イラン)に行ったことがあります。
ローマ人にとって、ペルシャに勝ったことが自慢なんですね。
反対にイランには、それ以後にローマ帝国に勝利したことを表したレリーフが刻まれています。
勢力争いの記念碑です。
 
さて、お金持ちのくらしに対して、庶民の生活を見てみましょう。
 

庶民の生活

銭湯
ここは浴場です。これは、日本で言う銭湯ですね。
入り口が男性用と、女性用に分かれていました。
漫画の「テルマエロマエ」でも描いてありますが、ローマ人もお風呂好き!
 
パン屋さんのかまど
これは、2000年前のパン屋さんのかまどです。
中から、焼木かけのパンが出てきたそうです。
 
石臼
大きな石臼。これで小麦粉をロバに引かせてパンを焼いていたらしい。ずいぶんと大きいのがわかります。
 
レストランのかまど
これはレストランのかまど。ここで、屋台みたいに目の前で料理して売っていたのです。
一般家庭には、台所はなくて、屋台のようなところで、食べていたそうです。
 
ワダチの残る大きな通路
ワダチの残る大きな通路。たくさんの荷物がローマから運ばれてきたのでしょう。
 
裁判所の跡
裁判所の跡。
 
裁判所の広場
裁判所前の大きな広場。柱だけが残っています。
 

人気ナンバー1の有名ワンチャン

「悲劇詩人の家」の玄関にあるモザイク
「悲劇詩人の家」の玄関にあるモザイク
 
「CAVE CANEM」とは、犬に注意という意味だそうです。
ローマ人も番犬として犬を飼ってたんですね。
「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する犬の床絵で、ここに鍵が隠されていて・・・と物語が続きます。
ジョジョファンには、たまりませんね。
 
私が行った時は、修復中で、アクリル板で囲まれ、中には、入れませんでした。
ちなみに、この犬は、人気で、この後行ったアマルフィの民家の壁にもこの犬の絵が飾ってあったり、お土産のマグネットにもなったりしています。
 
マグネット
面白いからお土産に買ったマグネット。
 
ほんの1時間ほどの見学になりましたが、ポンペイの人たちの生活に触れたようでした。
 

おわりに

こういった遺跡は、ただ知識もないまま見学してもなかなか全体像が掴めません。
やっぱり、ガイドをしてもらって気づくことがたくさんあります。ぜひ、日本語ガイドを頼みましょう。
私は、ベルトラでガイドをつけてもらいましたが、ガイドなしの場合は、ポンペイ遺跡のサイトにガイドもあるので、事前に調べてから行くことをおすすめします。

ポンペイ遺跡公式ガイド(日本語版)はこちら

日本語バージョンなので、ダウンロードしてガイドブックとして使うと便利です。

ガイドブック
それぞれの遺跡には、全体の地図と、各場所の番号と説明がついているので、

それを読みながら見て回るとわかりやすいです。

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シニアトラベラーYoshiko

定年後、ひょんなことからイランで単身赴任をすることに。休暇は、英語も話せないまま、15カ国以上ひとり旅。 大人になってからの旅の楽しみ方を発信していきます。

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